スマホ背景
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レイヤー管理の話❶

今回は絵を描く時に普段何枚くらいレイヤーを使用しているかのお話です。

基本的にはこういうキャラ+背景の絵だと50~70枚程度にとどめるようにしており、

背景あり且つ複数キャラのようなコスト高めな絵でも100枚前後にはとどめておきたいと考えています。

先日XやPIXIV等に公開したこの絵はレイヤー64枚(サイン等除く)でした。

厚塗りメインの方だと間違いなくもっと少なくできると思います。

レイヤー数は多ければ多いほどお絵描きソフト(僕はClipStudio民です)の挙動も重くなりますし、

そもそも「ここのレイヤーどこだっけ…」って探す行為も時間の無駄なので、

少なくとも一通り色塗りが終わってから仕上げに移るくらいの段階までは極力レイヤー数を増やさず済む描き方を務めるようにはしています。

実際この絵も64枚あるレイヤーの内半分くらいは仕上げの段階で急に増やした効果付きレイヤーが中心です。

(色塗りまでと打って変わってこのあたりからは結構軽率にレイヤー増やしていきます)

完成が近づいてきたらレイヤーも目など特定の部位は除いて統合し、最終的な調整に入ります。

 

レイヤーを少なくする工夫としてはまあシンプルに線画や影はできるだけ一つのレイヤーにまとめる、

色分けも必要以上に増やさないといったところしょうか。

影については色分けしたレイヤーの上から乗算に指定した影レイヤーを置くことで一枚で済むようにしています。

昔は色も一つのレイヤーにまとめて塗っていたのですが、流石にこれは柔軟性に欠けすぎるため今はやめています。

 

あと、メリアちゃんの羽みたいなやわらかそうなパーツは線画を作らずブラシで塗りつぶしてから形を整えることもたまにします(この絵ではしていません)。

 

ただ、顔や手といった繊細な部位の線画は体や服とは別にレイヤーを作ったほうがいいと思っています。

この絵でも頭部や帽子、水着のスカート部分は体とは別に線画を作っています。

❷に続きます。